雇用保険の加入手続きは事業主と従業員の役割がある

雇用保険の加入手続きは事業主と従業員の役割がある
雇用保険の加入手続きは事業主と従業員の役割があって、それぞれが相互に関係しながら成立しています。
雇用する側である会社には、雇用保険の加入義務があります。
一定時間以上の労働や就業条件によって義務付けられているもので、一般的には届出は企業側で行います。
従業員側の役割としては支払う立場です。
保険料を支払うことで万が一失業した場合も、失業給付を受け取れることができるためセーフティーネットとなっています。
この失業給付を使って当面の生活資金の確保や、再就職の支援を目的にしています。
なお保険料については労使で折半することと定められており、実際の保険料の半分を従業員が負担する構図となっているのです。
保険料率は定期的に見直しがされており、年度ごとに天引きされる金額も変わってきます。
コロナかに伴う失業給付を行ったことで積立金が減ってしまった関係で、保険料率は上昇傾向にあり今後も増えていくことが予想されているのです。
雇用保険の加入手続きとプロセスについて解説
雇用保険は失業に備えた公的保険のことで、失業などによって収入がゼロになってしまった場合に生活やその後の再就職を支援するために設けられたものです。
雇用保険の加入には会社が一人でも雇っている場合で条件を満たしている場合、企業が申請する必要があります。
加入のプロセスとして、大きく3つの書類が必要になり一つ目は保険関係成立届出す。
保険関係成立届は条件が成立してから、10日以内に行うことが原則です。
2つ目は雇用保険適用次号所設置届けで、事業所について法人番号や名称など法人格の情報を登録します。
最後に3つ目は、雇用保険被保険者資格取得届と呼ばれるものでこれを届け出ることで被保険者証と確認通知書が交付されますので被雇用者本人に渡します。
その後労務管理システムなどを導入することで給与計算と接続し、保険料を天引きする設定を行っていきます。
ほか雇用形態が変わることで条件が満たされない場合は、離職票の交付を受けます。